「老いてこそデジタルを。」 若宮 正子

図書館でお借りした本です。

「世界最高齢のアプリ・プログラマー」として

iphone用のアプリ「hinadan(ひな壇)」を開発された著者の若宮さん。

私の母より年上の若宮さんが、パソコンもスマホも使いこなして、

ご指導までされている姿は、それだけで励みになります。

難しいことは何も書いていないので、スラスラと読めます。

そして「やってみよう!」と思わせてくれる一冊です。

このブログもそうなんですが、57歳の私もパソコンの操作方法で

わからないことばかりです。

調べて「分かった」と思って、その日はできたのに、数日たったらやり方を

すっかり忘れてしまっている。今もスマホで撮った写真を、このページに

貼り付ける方法がわからず、困っています(ChatGPTで調べました)

「慣れるしかない」と若宮さんが、この本に書かれています。

年齢を重ね、できないことやわからないことを若い人に頼らなければならない場面が

仕事でも日常生活の中でも増えて行っています。

つい「若い人に迷惑をかけて・・・」と遠慮してしまいますが、それをしてばかりいると、

できないことばかりが増えて行き、生活は不便になるばかりです。

若宮さんは「高齢者がデジタル社会を生きやすいように訴え続けていきましょう」

と書かれています。

「困っていることを言わないと周囲はわからない」ですし言わなければ伝わりません。

「怒る」のでもなく「拗ねる」でもなく、「穏やかに伝える」

みんな歳を重ねるのです。私が困っていることは、きっと他の誰かも

困っていること・・・だと思って、伝えられる要望は伝えていきたいです。