大阪万博(2025年)

万博には一度も行ったことがありませんでした。興味を持ったのは、20年前の名古屋万博からです。

職場の方が「面白いのよ」と言って、数日間づつ2回に分けて行かれ、

「この方がそんなに面白いというのならば、次回は私も行ってみたい」と思っていました。

「どうせ行くなら安く」と考え、開幕券(4000円)を購入。

4月21日(月)から4月23日(水)まで、3日間行くことにしました。もちろん一人旅です。

出発日までにやったこと

① 大阪万博のアプリのダウンロード

② 入場日の2か月以上前にチケットの購入

③ 入場2か月前パビリオン抽選の申し込み(先着順ではなく抽選なので、申し込み期間に余裕がありました)

④ 入場7日前パビリオン抽選の申し込み(先着順ではなく抽選なので、申し込み期間に余裕がありました)

⑤ 入場3日前パビリオン先着順申し込み(入場3日前になったら先着順。0時開始です)

   0時になった瞬間にアプリから、まず「null2」に申し込みましたが、全て満席。

   次に「いのちの動的平衡館」(シグネチャーパビリオン)を見ると、空いている時間があったので

   それに申し込みました。

   万博のアプリは「申し込み済みの別のパビリオン」の利用中の時間は考慮してくれ、

   「別のパビリオンを利用中の時間です」みたいな表示が出ます。

   なので申し込める時間帯のものだけが「〇」で表示されます。

   「〇」を押したら、即「予約されました」みたいな表示が出ました。

   0時になるまでに、どのパビリオンにするかいくつか候補を挙げておき

   0時になったら、即、申し込みです。  早さが勝負です。

⑥ 入場当日の万博内のイベントスケジュールの確認

    ホームページを見て、参加してみたいものが、何時にどこであるのか調べます。

    私は4月21日の「巨大ミャクミャク出現中」を見るために

    「VExpo2025」のアプリをダウンロードしました。

⑦ 会場の地図を紙に印刷

    万博に行かれた方のクチコミを拝見し

    「公式ホームページの地図よりも、一般の方が作られた地図のほうが

    わかりやすい」とあり、印刷しました。 

    老眼で一回一回スマホを開いて場所を確認するのは大変とわかっています。

    備えあれば憂いなしです。

    

福岡から大阪までの移動

福岡から大阪への移動を考えると、飛行機か新幹線になります。

料金だけを考えると、飛行機だと片道で安いと1万円弱。

新幹線は片道1万5千円弱でした(もっと安くなる方法もあるのですが、

手間を省きたかったので、これで良しとしました)。

新幹線の良いところは、遅い時間でも移動できること。そして

搭乗前の待機時間と空港(駅)までの移動時間が大幅に短縮できることです。

空港には搭乗の1時間前には着いておきたいですし、到着後も空港を出る・

目的地に移動するにも、新幹線以上に時間がかかります。

数年前に比較検討し、関西までは新幹線・それより東は飛行機移動にしています。

JRスマートEXで予約をしました。予約は1か月前からなので、

往復で予約すると、帰りの座席が確定しないままで申し込むことになる場合が

あります。その場合は、帰りの日が1か月前になった地点で

「座席が決まりました」みたいなメールが届きます。

行きは自分で2列シートの窓際を指定しましたが、帰りも行き同様に

最初から2列シートの窓際が振り当てられていました。

今回久しぶりに新幹線に乗るのですが、前回は博多駅のJR西日本の緑の窓口まで

行って、ネットで予約したチケットを受け取りました。

(博多駅には、JR九州の緑の窓口とJR西日本の窓口があり、当たり前ですが、

JR西日本で予約したチケットはJR西日本の窓口で受け取ります。

私は最初にJR九州の窓口に行ってしまいました)。

今回も、少し早めに博多駅に行って受け取りをしなければ・・・と

思っていたら、なんとスマホを新幹線の改札口でかざせば、

そのまま新幹線に乗車できるようになっているそうです。

すごい・・・。どんどん便利になっていく・・・。

まだ実際に乗っていないので「そんなに、うまくいくのか・・・」

と思っている部分もありますが、実際に体験したら、わかっていても驚く自信があります。

宿泊先の選び方

今回大阪に2泊するのですが、探して、口コミを見て、決めるまでには、結構な時間がかかります。

「自分なりに納得できるところに、できるだけ安い値段で泊まりたい」です。

でも調べ疲れて、結局ギリギリになってしまって・・・を繰り返していたので

ある程度まで調べて、一つに絞ったら予約できる日まで待ち、予約開始になったら、

できるだけ早く予約してしまうようにしました。

パソコンもスマホも両方見ながら進めますが、今回大阪も北海道も

(私が調べた中では)「agoda」のアプリからの予約が一番安かったです。

(全く同じホテル・同じプランでも、パソコンのサイトよりもアプリの方が安かったです)。

今回は新幹線とホテルを別々に予約しましたが、ダイナミックパッケージのほうが、

お得だったようです。

次回は、そちらで購入します。

今の段階で、私のスマホには「EXPO2025 Visitors」と

「EXPO2025 DIGITAL WALLET」この2つのアプリが入っています。

「Visitors」は入場券、「WALLET」は財布みたいな感じでしょうか。

色々機能があるみたいですが、関西に住んでなければ、あまり使い道がないような気がします。

後で「VExpo2025」のアプリを追加しました。

目的は会場で巨大なミャクミャクを見るためです。

このアプリ内でアバターを使って会場を巡ることができます。

家でちょっとやってみましたが、ちょっと進んではダウンロード、アプリ内のパビリオンに入ったら

またダウンロード・・・と頻繁にダウンロードを繰り返します。

時間に余裕があれば、楽しめると思いますが、私はミャクミャクを見ることができれば

それで良しとします。

結局使ったのは、「EXPO2025 Visitors」「VExpo2025」の2つでした。

「VExpo2025」は巨大ミャクミャクを見るためだけにしか使用しませんでした。

「EXPO2025 DIGITAL WALLET」に1000円だけミャクペとして入金し、

使ってみましたが、支払い時はカードとの併用ができないため、

不便だと感じました。

仕方がないので、コーヒーをミャクペで購入し、130円分くらいのミャクペが

残っていますが、使用方法がなく、これどうしようと・・・という感じです。

フードトラックでは「うちではミャクペ使えません」と言われまし、

うまく機械が反応せず、使えなかった店舗もありました。

カードで十分だと思います。

実際に行ってみて

しっかり歩いた3日間でした。

初日は福岡から移動したこともあり、2万5千歩。2日目も3日目も2万歩近く歩いていました。

列に並ぶために立ち止まっている時間もあり、日を追うごとに足に疲れが溜まっていきます。

6月と9月に家族が万博に行くので、家族への申し送りとしては

①とにかく早く並ぶ。できれば夢洲駅に8時には到着して並ぶことをおすすめ。

 それでも既に並んでいますが、8時に並べば、入場ゲートの前から3番目で入れました。

②東ゲートから入るなら、ゲートに向かってなるべく左の列に並ぶ。

 左の方が奥になるので、より前に並べると思います。

③最初はセキュリティチェックなので、そこで入場チケットは見せなくて良い。

 セキュリティチェック終了後、チケットを読み取ってもらって入場です。

 スクリーンショットが便利です。

④入場後、10分たったら、当日分のパビリオンの予約をスマホで行う。

⑤入場直後は、入り口近くの大きなお土産屋さんは空いています。

 欲しいものがあったら、買ってしまったほうがいいと思います。

 14時に見たときは、店に入るために長蛇の列となっていました。

⑥朝一番、並ばず入れるパビリオンが多いです。

⑦「いのちの未来」(シグネチャーパビリオン)は当日館の前でキャンセル待ちの受付が可能でした。

 (他の館でキャンセル待ちの受付は見かけませんでした)

 大きな黒の看板に専用のQRコードがあるので、それからメールを登録します。

 メールが届いたら30分以内にキャンセル待ちの列に並びます。

 私は登録して30分くらいで、メールが届きました。

⑧午後になると、人気のパビリオンの予約なしの列は、どれも長くなります。

 私はイタリア館に2時間待ちの予定で並び始めましたが、途中で「いのちの未来」の

 キャンセル待ちのメールが来たため、離脱しました。

 「立って待つ」のが辛く感じたので、私は午後から夕方の予約時間まで

 コモンズを見て回りました。コモンズもAからFまであり、並ばずに入れます。

 多くの国が小さいスペースで出品しており、興味が惹かれるところもあれば、

 「まだオープンしていないのか?」と思うようなスカスカの展示もあったりしますが、

 屋内であることと、立ち止まらずに歩けるのは、助かりました。

⑨パビリオンに付いている飲食店は、どれも待ち時間が長い様子だったので、

 私はワゴンバスで売っていた焼きそばや、「くくる」のたこ焼きを、オープンスペースの

 いすに腰掛けて食べました。周囲には、買って持ち込みのパンやおにぎりなどを

 食べている方も多かったです。「座って食べる」ことが休憩にもなります。

 足のためにも、ちょくちょく座ることをおすすめします。

 14~15時過ぎくらいが、疲れのピークかもしれません。

 「座って、食べて、休む」をすると、また力が戻ってきます。

 大屋根リングに上がったり、入れるけど何かわからない建物などに

 上がってみるのも、並んで待つよりは、私は良かったです。

⑩夕方からは当日予約したパビリオンに入るなどで、あっという間に時間が過ぎていきます。

 修学旅行生や団体さんもいなくなるので、行動もしやすくなります。

入って良かったパビリオン

①「いのちの未来」(シグネチャーパビリオン)

 唯一2回入りました。1回は事前予約。もう1回は当日キャンセル分。

 アンドロイドのマツコ・デラックスさんがいます。

 おばあちゃんと孫娘のお話が流れ、「この家族は、どういう構成なの?」と考えているうちに、

 エンディングが来ます。内容も良い意味で考えさせられます。

 その先では、未来のアンドロイド(?の)姿が・・・。写真よりも実物のほうが、よりリアルでした。

②Better Co Being(シグネチャーパビリオン)

 屋外美術館のような感じでした。無料ゾーンにある植物は鏡の視覚効果で良かったです。 

 お土産で飲み物いただきました。

③いのちのあかし(シグネチャーパビリオン)

 抽選で選ばれた入場者の一人が演者さんになります(候補が3人いて、

 実際はそのうち一人が演者さんに選ばれたようです)。

 そのときによってテーマが違い、私の時は 「今、あなたの冒険心はレベルいくつですか?」でした。

 昔の映画館を再現した場所で、演者さんがスクリーンの人と対話する形でした。

 ご本人の中では解決済の話でしたが、内容は重く、私は思わず泣いてしまいました。

④EART MART

 最初に嵐の松本潤さんの映像が流れ、 パネルで世界の家庭の食べている物が、国ごとに見ることができます。

 25年後に受け取ることができる「万博漬け引換券」という梅干し引換券が頂けました。

 

 

 

⑤関西パビリオン

 当日予約がここしか取れなかったので、全く期待せずに入りましたが、

 万博近県が集合した力の入ったパビリオンでした。

 滋賀県の琵琶湖をイメージしたボールの展示・鳥取砂丘の砂など、

 見ごたえあり、体験も良かったです。(写真は京都ブースの生け花)

 

お土産

2日目に入場早々に店舗で、Tシャツ・ハンカチを購入。

同日15時頃、どのパビリオンも長蛇の列だったため、点在する小さいワゴンショップでタオル・お菓子を購入。

小さいワゴンショップは、商品が限られている分だけに、迷うことがなく良かったです。

「住友館」の出口のショップで木のコースターを購入。

3日目は新幹線に乗る前に「月化粧」「551の肉まん・エビしゅうまい」を購入しました。

ハンカチとタオルは自分用にも購入しましたが、品質も良く、おすすめです。

まとめ

3日間、朝から夜まで過ごし、そこそこ晴れた日もあれば、短時間ですが小雨が降った日もありました。

全体の3分の1から2分の1のパビリオンを回ったと思います。

2030年の万博はサウジアラビア。パビリオンも広く「お金があるってこういうことか!」と

思わせる素敵な建物でした。

小さいけどペルーも良かったです。周囲を映像が取り囲む状態でマチュピチュが見れます。

「マチュピチュ、実際に見たい!」と思わせる映像でした。

ある日とない日があるようですが、20時55分からのドローンショーも良かったです。

よく考えたら、たった4000円で、これだけの体験ができるって、すごいことだと感じました。

足はかなり使いますが、行って良かったです。

おひとり様は私を含めて結構いらっしゃると思います。

特に夕方以降は、予約したパビリオンの列の3分の1が、おひとり様だったりします。

昼間、予約なしの列に並んでいるときに、前後ににぎやかなグループがいるときは

私はスマホでDuolingo(英語の学習アプリ)をやっていました。

これが意外と集中できて、おすすめです。